第1段階4時限目 2002/9/14
この日は2時限連続教習。先ほど、八の字とクランクで大失敗をし、そのままの動揺を引きずったままの2時間めである。教官はおっさんに変わったが、だからといって八の字やクランクができるようになるわけではない。
どうやら何回もひっくり返った間に、左手を打ったらしくズキズキと痛む。あとは左足にべったりと埃と泥がついていた。激しく動揺していたが、まだやる気まで萎えていたわけではなかった。やるしかない、という悲壮な覚悟でこの時間に立ち向かう。
バイクに跨がり、エンジン始動。ウォームアップとしてコースの外周をグルグル三回。この間に、バイクに慣れようと懸命に操作した。
だがクラッチはガタガタでアクセルワークもダメ、特に直線コースでは怖くて加速が出来ずトロトロとしか走れなかった。クラッチを切り、変速するたびに考え込んでしまうし、手もとを見ようとして視線がどうしても下向きになる。だから速度をあげることが出来ないのだ。前を見ていないから…。こんな調子だから後続の人達にも迷惑がかかったが、いまのてきぢゃにはどうすることも出来ない。。。(T_T)
そしてそのままクランクに。ここで再び先ほどと同じことを繰り返してしまう。入った途端にクランクを曲がりきれずに、思いっきり斜めに突っ切ってひっくり返った。
ポールを何個も一気に引っくり返し、挙げ句、抜けられないのだ。。。(T_T)
すぐ後ろでは後続の人達が待ってるし、バイクはなかなか起こせない。気ばっかり焦るが狭隘路なので『先に行ってくれ』とも云えない。。。(T_T)
先ほど、一回だけ引き起こしたコツを思い出し、なんとかバイクを起こす。だが教官に『そのまま押して前に出てくれ』と云われる。既に打ちのめされ、完敗のままクランクから重いバイクを引きずり出す。
ここで、てきぢゃの教官は、もう一人の生徒を別の教官に預け、てきぢゃ一人についた。みんなは早々に八の字コースへ。一方てきぢゃは、皆と判れ、一人で八の字を回る事に。
とにかく倒れないようにすること…そのためには、怖くても速度を出すことだ!
自分にそう言い聞かせて、八の字に入る。今度は辛うじて(というよりも、どうしてなのか自分にも判らなかったが)なんとか八の字を抜ける。『速度が出過ぎたら、クラッチを切って!』といわれ、バカのようにナニも考えずにそうした。ヨロヨロフラフラを繰り返しながら、なんとか一度、八の字を抜けた。
その後、周回コースを回ってクランクに再度挑戦。しかし、此所でも玉砕。。。(T_T)
とにかくクランクが出来ない…(T_T)
何度もやってみるが、良くて最初の一回を曲がれるだけ。あとはポールをなぎ倒し、倒れないように止まるのが精一杯。
この時、教官に『見ている方向が悪すぎる』と指摘される。バイクは『目で見ている方向に向かう』ものだから、クランクに入る時には『先を見ること』と云われる。
しかし、理屈は理屈で、実際にやってみるものの、何度試しても、その都度ひっくり返るかポールをなぎ倒すのみ。。。
しまいには、とうとう教官にバイクを交換するように云われてしまう。あまりに頻繁に引っくり返すので、一番ボロいバイクに乗り換えさせられたのだ。。。(T_T)
少なくとも、この時間だけで六回ひっくり返った。教官も、もう一人の面倒を見なくては行けないので、暫く周回コースを回るようにといわれ、一人取り残された。
大敗北の中、敗戦処理の形で周回コースを回る。ただ、八の字だけは一回できたので此所をもう一度回ってみる事にした。フラフラしながらもなんとか回れた。これだけは唯一の収穫だったかもしれない。
コースも回ったが、右折や左折がどうなったなど覚えているわけもなく、ただベタに走っただけ。こんな状態のまま、この時間は終了。
今日の収穫は、辛うじて八の字を回ることが出来たこと、引っくり返したバイクを自力で起こす事が出来た事、たったそれだけ。。。全身傷だらけで、左手は晴れ上がっていたが、その痛みを感じるようになったのは次の日になってから。絶望と敗北感のみが残る。
この次は2週間後。その間に何が出来るのだろう? 正直に云えば、この日、もう2度とバイクの教習には来たくないと思った。もう何をやってもダメだろうと…(T_T)
本気で十万円を捨てるつもりだった。逃げだすつもりだったのだ。。。(T_T)
だが、自宅に帰るまでに気持ちを切り替え、復習する事にした。
実は、これが一番大切なことに後で気付く。まず自宅に帰ってから傷を修復し、『運転教本』というマニュアルを見てイメージトレーニングすることにした。
これも、何一つ満足に出来なかったのでイメージトレーニング自体が試行錯誤の連続であったのだが。。。
さて、ここからは、てきぢゃなりの結論だけを書きますが、こんな感じになりました。。。m(_
_)m
八の字。。。
八の字は、2速(とはいえ、慣れれば3速でも大丈夫なんですが)で進入し、クラッチ(左手の)を切ったり繋いだりしながら速度を調節。この時にブレーキは出来るだけ使わない(というより、絶対に使わない)ようにしました。バイクは、特に体力や筋力に自信のない人は、怖くてバイクの速度を落とそうとしますが、これは逆にバイクを不安定にします。
バイクは例えていうならば戦闘機のようなもの。車は船のようなものです。つまり車は速度ゼロでも止まるだけですが、バイクは速度が落ちると失速し、地面に激突します。これを回避する方法は『加速』のみです。。。m(_
_)m 此所はチャリンコとは全く違うところでした。
つまり連続カーブが曲がるためには、少し加速して、余剰分の速度はバイクを傾けたりクラッチを切ったりして少しだけ速度を緩めることで対処する必要があったのです。
体力のない人で、八の字で失敗した方は、イメージとしてバイクを曲がる方向に傾けて、ちょっと速いスピードで八の字を抜けるという感じで対処してみてください(^-^)
少々突っ込んでしまった場合、身体を強く曲がる方向に傾けることで乗り切ることが出来ますよ。ただ、あまりに速い場合にはブレーキが必要になるかもしれませんが、できるだけ半クラッチとリーン(身体を傾ける事)で対処できると思います。
クランク。。。
次にクランクですが、人によって違うみたいですが、てきぢゃは身体を傾けることで乗り切ったようです。ハンドル操作だけで上手く回れる人もいるみたいですが、それが出来るようになったのは、相当後の時間になってからでした。。。(^^;
コースの中央にバイクが位置するように操作し、クランクに入ったらすぐに曲がる先を見て、そこ目掛けてバイクを持って行くようにしました。そしてバイクが曲がったら、また更に先を見て、そこにバイクを『持って行く』ように操縦。これの繰り返しでした。
自分でも不思議な事に、こうする事でクランクを乗り切れるようになりました。ただ、最初は道路感覚が判らずにポールを倒していたんですが、それも次第に改善されました。自分では『どうしてボールに引っかからないんだろ?』と不思議に思うほどバイクがヨタッていたんですが、コースの真ん中に位置する事を心掛けて、思いきってやってみる事が大切だと判りました。。。m(_
_)m
特にクランクの場合は『バイクを持って行きたい所を見つめること』…つまり視線が大事ということを、ここの掲示板の方たちからも教えてもらいました。
本当にそうでした。。。m(_ _)m
クランクを乗り越えられるようになってから、いつも思っていたのは『こんなにバイクを傾けて、しかもこんなにケツを振っているのに、どうして後輪がポールを巻き込まないんだろ?』と本当に最後の最後まで、自分が不思議でしょうがなかった記憶がありますが、これも『行きたい場所を目でしっかり見て、其所にバイクを持って行く』ことが出来るようになったからだと思います。つまり、視線の先が常にクランクコースの中央線を目指していたからだと思うのです。。。m(_
_)m
他の人が行ける場所は、自分でもいける! そう強く念じることが大切なのかもしれませんね。。。(^.^;)
とはいえ、これは結果論で云える事。この日から約2週間は、他の人から話を聞いてイメージトレーニングに励み、同時に走ったり身体を鍛えたりして過ごしました。
何かやらないと不安でしょうがなかったということなんですが。。。(^^;
技能教習第1段階4時限目 実施項目6,7,8 復習項目7,8