Moore Bettah Ukulele Tenor
ハワイ島の個人ルシアによる逸品.
メーカー:Moore
型番:Unknown
サイズ:Tenor(14Fジョイント)
材質:コア
指板:エボニー

Moore Bettah Ukuleleのテナーです.
2008年10月にハワイ島を訪れたときに"Hilo Guitars & Ukulele"にて入手したもの.
ハワイ島にはペガサス氏,デビットゴメス氏など高級ウクレレのルシアが多い所です.このChuck Moore氏もその一人.

今回入手したのインレイワークもないシンプルなタイプです.
製作者のChuck Moore氏のインレイワークはとても繊細で美しいのですが,今回はあえてシンプルなモデルを選びました.
サウンドホールがボディのやや上についているのがチャームポイントかな.
これより上だと見た目のバランスが悪くなるですよね...

他社に比べてやや小振りなボディサイズのテナーです.
ボディが小さいのでボディ厚があるようにも見えますが,実際は普通のテナーとあまり変わりません.
廉価版の割にカーリーの杢目がしっかりとでているでしょ?
でもコレより上の価格になるともっと素晴らしいカーリーコアを使っているんです.
価格的には中堅の価格ではありますが,音はハワイの高級ウクレレの音がします.
暖色系で音の粒が立ち和音も美しく響きます.
バッキングにもソロ弾きにも使えます.

ハワイ島で購入するのだからハワイ島で作られたウクレレにしようと思っていましたが,意外とおいていないんですよ.
ヘッドです.
独特の曲線が美しいです.
ペグもやや上方に取り付けられているので演奏時にノブが手に当たることもありません.
ここにインレイが入ったりすると結構な値段になってきます.(^^;
バックです.
ボディ中心部に少しカーリーが入ります.
ヒールにはエボニーでお化粧してあります.

ブリッジもエボニー製で,アバロンで飾りがはいります.
サドルは牛骨.
サイドも穏やかなトラ目.
エボニーのバインディングがウクレレを引き締めます.

バインディングに大きな傷があります.
購入時はとても綺麗な状態でしたが,キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル前のビーチで弾いていてコンクリートの地面にうっかり落としてしまいました.(>_<)

ショックでしばらく立ちつくしてしまいました.
今となっては良い想い出です.(笑)