HONU  MODEL#1
3ピース構造の恐ろしく歩留まりの悪いウクレレ.
メーカー:HONU
型番:Model #1
サイズ:Soprano (12Fジョイント)
材質:コア
指板:

ハワイの家具職人さんだった人が製作したウクレレ.
ハワイのウクレレハウスのオーナーがアドバイスをしながら作ってもらったそうです.(オーナー本人の話なので話半分で..あ,.ごめんなさい)

ネックとトップとサイドの一部,バックとサイドの一部を受け持ち,あと指板の3ピース構造.

これは今は木材が勿体なくて作れないだろうな.

後期型のは板の裏にハニカム構造を持たせて強度も確保しているそうだが,これはつるっとしているので前期型になる.
現在は製作をしていない.(行方不明とも聞いたけど詳細は不明)

うーんなんだろう.くりぬいて最中みたいにはっつけた発想は凄いけど,消費する木材が凄い勿体ないよね.
見た目はシンプルなんだけど,とてつもなく贅沢なウクレレです.

もうちょっと豪華なバージョンはサウンドホールの周囲に子カメのインレイで飾ってあったりするんだけど,こいつはシンプルなモデル1.
あとメイプルのもあったな.

音はなんて言えばいいのだろう.
とても心温まる音.コードでジャカジャカ弾いているのには最高に気分良いです.
南の風が吹いてくるようなそんなウクレレです.
ピッチが正確だとか,造りが丁寧だとか,そんなの小さい小さい.
音楽はハートだよ!
と語りかけてくるようです.(ま,セッションには向かないと思う)

弾いていると響胴全体が心地よく振動して,なんか良い気分になります.
一本目のウクレレには奨められませんが,サブで持ってると良いかも.
ブリッジはちょっと変わっています.
サウンドホール側に団子を作って弦を張ります.なんか意味あるのかな?
ちょっとわかりにくいですが,サウンドホール内に木製のホヌ型ラベル(?)が張ってあります.
サイドです.
真ん中で接合しているのが分かります.
ネックもトップと同じ板から削り出されている.
なんとも贅沢な造りです.