Koa Works
 ハワイの個人ルシアが作る高級ウクレレ.
メーカー:Koa works
型番:なし
サイズ:Tenor (14Fジョイント)
材質:コア
指板:エボニー

製作家はオアフの消防士とのこと.
年間製作本数は約10本程度.まあ個人のルシアですね.

ウクレレ&ガーデン オハナさんで取り扱いがありますが知らないメーカーに支払うには高価なウクレレです.
大橋英比個先生もご愛用みたいですね.

さて価格相応の音かと言われると「価値観による」としかいえません.
音は豊かな鳴りで上品で音量も十分あります.
弾いている本人も,端から聴いていても気持ちよい音楽が聞こえます.
KAWAIKAなどに負けず劣らずのウクレレではあると思います.
仕上げも丁寧ですしね.

ただ.実用していく上ではここまでのウクレレは必要ないかもしれません.
だって,ウクレレはテナーだって20万円も出せばかなり良いウクレレが手に入りますから.

でもこのウクレレは気がつけば手にとって弾いていたりします.
やっぱり私の心に響くウクレレだったのかなと思います.(思うようにしてますかな)
なんでもそうですが,気に入れば値段は関係無いと思いますよ.

そう言えば某ウクレレショップで聞いた話
 ある奥様が10万円ほどのウクレレを購入されたのですが,数日もしないうちに
「音が気に入らない」と返品をしたいと言ってきたそうです.
それならと返品を受けると一緒に来ていたご主人が「そんな安物を買うからだ」と言って代わりに30万円のウクレレを購入して帰ったそうです.

まあ,10万円のウクレレだって良いのも悪いのもありますから仕方ないんですが,高ければ良いってものじゃないですよ.ホントに.
くれぐれも値段だけで判断しないでくださいね.それからウクレレはどんなウクレレでも弾いていればどんどん鳴るように変わります.
本当に面白いものです.

ブリッジです.
エボニー製で牛骨のサドルが付いています.
弦はボディを貫通して中で結びを作って留めるタイプです.
これならブリッジがボディからはがされることはありません.
ヘッドです.
なで肩のホヌがインレイされています.

やや小さめのヘッドですが厚みはそこそこあります.
バックです.
5Aのカーリーコアを使ってます.
指板は白いラインが入っていて,なかなか凝ってます.
アバロンの口輪,パーフリングがはいっている.
バインディングはアヴァロンです.