茶位 No.65 1/2 body
薄いウクレレ.
メーカー:茶位
型番:No.65 1/2 Body
サイズ:Concert (14Fジョイント)
材質:マホガニー
指板:ローズウッド

通常のウクレレの半分の厚みしかないウクレレ.
通称「妊婦用ウクレレ」とも呼ばれていたそうです.(^^;
他にも2/3の厚みのモデルもある.

PUが付いているので,あまり鳴らなくても「アンプにつなげばいいや」って思ったけど,これは意外と良く鳴ります.コンサートサイズということもあるのでしょうが,中々のものです.
とはいえ胴の厚みがない分,音のふくよかさ見たいのはあまりありませんが,クリヤでかつマホガニーらしい甘い音がします.
茶位氏のウクレレも上品な音で良いウクレレが多いですね.
クラシックギターの製作家の方の作るウクレレはソロ弾きに適したモデルが多いですね.
各弦のバランスや音量などよく作り込まれています.
アクが抜けてクリヤな音になるので,ハワイらしさは薄れてしまいます.

カッタウエイがあるけど,厚みが薄いのもあり意外と保持しにくいので演奏性としてはどうなんだろう.カッタウエイじゃなくても良かったかもしれませんね.

音は正当派なのだがボディの厚みが薄すぎるので,個人的にはゲテモノ系としてとらえている.ただPU主体で使うことを考えるとこういうモデルの存在は重要なのかもしれないなあ.

どうでも良いことですが,茶位氏のウクレレは値段が番号になっています.
65だと65000円とかね.中古で見つけたときは適正な値段かどうかの目安はつけやすいウクレレです.
横から見ると薄さが分かるかと思います.
まるで CRAFT MUSICAの薄いウクレレの様ですが,実は厚みだけで言えば茶位氏のウクレレの方が先です.
そう言えばCRAFT MUSICAのウクレレも薄い割になっていたなあ.

最近はアジア製のエレキギターみたいなウクレレなども出てきていますが,アコースティックでPUに特化したウクレレってのも良いのかも知れません.
こういうウクレレは今後増えてくるってことはないかもしれないけど,無くならないで欲しいなあ.
白色の樹脂バインディングを丁寧に巻いている.
ボディも薄いのでヒールもこんな感じになっている.
流石に仕事は丁寧です.
ヘッドはローズウッドでお化粧していて,"Y Chai"のインレイが入ります.
ヘッドを黒っぽい木材で飾ると締まった印象になって好きなんですよね.