LUNA LS-7R

キワヤ
と山野が作った限定モデル.
メーカー:LUNA
型番: LSー7R
サイズ:Soprano
材質:マホガニー
指板:ローズウッド

LUNAは昭和のウクレレブームの時のウクレレブランドだったが,現在キワヤがこのブランドを復活させている.
製作はT's Guitars.
LUNAのシリーズは12フレッドジョイントでいわゆるマーチンレプリカである.
このモデルもMARTINの3Mを模して作られており,更に現代風にプレイアビリティを高めてある.

例えばサドルを太めのものにしてピッチ調整が施されていたり,指板にRがつけられておりセーハーがやりやすくなっていたりする.
セーハーが苦手な人は腕が上がったかのような錯覚をすると思います.

バインディングは白いものが巻かれているが,現在のものはべっ甲柄のものに変更されている.

これまた良いウクレレです.
まず軽い.(笑)
いや,軽いってことは板が薄く作られているってことでとにかく良く鳴ります.
そのくせブレーシングがキチンと入っているのでブリッジ手前が凹むこともありません.
上位機種(?)というかコアを使ったモデル(LS-8RK)もあります.
こちらはキワヤさんで取り扱ってます.限定ではありません.ありがたいですね.
こいつも2007年にマイナーチェンジを行いサドルにピッチ調整がされるようになっています.それ以前のものはマーチンと同様薄めのサドルでした.

ソプラノは弦長が短いので正確なピッチにするのが難しいのですが,そこはT'sが作っているだけあって正確です.
普通のウクレレは3弦(C)の12フレッドを押さえて弾いてみるとシャープしてしまいますが,T'sのは上手く調整してあります.

こういう良質なマーチンタイプが作られているのは本当にうれしいことです.


ヘッド
LUNAのマークが誇らしげ.
でも個人的にはない方がすきです.

T'sから時々MARTINレプリカが発売されるので,ヘッドのデカールが嫌いな方はこちらが良いかもしれません.
ただ指板にはR付いてませんけど.

持っているけどマークが嫌いというかたはガムテープでペタペタやっているとはがれるそうです.ただ塗装が痛む可能性もあるのでやるなら自己責任でお願いします.
私は責任とれませんから.(^^;

指板はこんな感じ.
ポジションマークはスノーフレークで,センターラインも入ります.
ここまでやったらヒゲも入っていて良さそうです.
でも音には関係ない部分だし,厳密なマーチンレプリカではないので重箱の隅をつつくような真似はよしましょう.

正直なところ,実用性のある12フレッドジョイントのソプラノが欲しいと考えたのなら,このLS-7Rはイチオシです.マホよりコアが良いというならLS-8RKかな.
価格の違いは材の違いだけです.,どちらも素晴らしいウクレレです.

現在販売されているマーチンレプリカはこの値段で買えるものは中国製くらいしかありません.
楽器として成立するこのタイプのは大抵は10万円前後になります.

たぶん,このウクレレの為にT'sの高橋さんは相当無理していることと思います.

うーんカワイイ.
シンプルなバインディングとシンプルな顔してます.

バインディングに木製のものを使用しているウクレレは見た目は上品ですが,ぶつけると凹みます.でも樹脂製のはバンパーのように衝撃をある程度吸収しているのでうっかりコツンと当てても大丈夫です.あくまで多少ですよ!(笑)

ウクレレもって外で演奏したいなんて考えているのならそう言うところも判断の材料にしてくださいね.

上のしゃしんよりこっちの方が本物に近いかな.