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メーカー:T's Guirars 型番: TMS-220pf サイズ:テナー 材質:コア 指板:ローズウッド T's製のテナーはこれ一本だけしか持ってません. 胴厚は薄めなのでホールドしやすくて弾きやすい. あんまり胴が厚いと小柄なひとだと弾きにくくなるんですよ. テナー苦手って人でもホールドしやすいと意外と弾きやすく感じたりするかも知れません.私はそうでした. 音はコアらしいカラッと前に出る感じに艶が乗った感じ. 流石にテナーサイズになるとサスティーンは十分. ハイポジションで短音をぽんと弾いても心地よいです... pfはプレミアムフィギャードですね.まあカーリーコアです. pfの上がspfなんですが,これはpfの割には綺麗に虎模様がでていて満足です. 他にも杢目の入り方でA〜5Aなんて書き方をしたりしますが,厳密な分類ではありません. 指板はローズウッドですね.高橋さんは意外とローズウッドの使用頻度高いです. エボニーの方が密度感があって,黒々していて綺麗なんですけどね. ただエボニーはクラックが入ることがあったり,やせてフレッドが出てくることがあるので一長一短です. 指板が凹むほど使い込むヘビーユーザーならエボニーの方が良いかもしれません. ウクレレはネックも振動して音を出すことから,指板の材質もウクレレの特性を決める重要なポイントでもあります. レイラニはエボニーをサンドイッチした形状のネックを使用して振動をコントロールしてますし,占部弦楽器製作所のもネックと指板の間に硬質な木材を入れています. T's Guitarsのテナーはどうかというと,ネックの反りを防止する目的でネックと指板の間にカーボンの棒が仕込まれています.個人的にはそれ以外にも不要な振動を止める役割を担っていると感じています. 経験的なものですが,同じ構造のものならカーボンの棒が入っている方がクリアな音が出ます.ただ音量は多少落ちる気がします. 不要な振動が無くなった分なのかな. 自作したときの経験談ですから参考程度にね. |
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ヘッドはスロッテドヘッドです. ジェイクシマブクロがスロッテドヘッドのウクレレを使うようになってからブレイクしたヘッド形状ですね. テナーくらいになるとスロッテドヘッドでもあまり重さを感じないですが,それでもヘッドは大きく重くなります. まあ,見た目の好き嫌いと,実際に持ったときのバランスが良ければ良いと思います.テナーサイズだと良いバランスになりますね. 個人的にはスロッテドヘッドでも通常のヘッドでも気にしません. でもスロッテドヘッドってちょっとかっこいいですよね. そう思いません? |
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へっどの厚みはこんな感じ 意外と厚みがあるのと,糸巻きのノブがヘッド端から後ろに向かって飛び出しますので,手の角度によっては干渉するものがあります. 幸い,このTMSは大丈夫でした. あ,そうだ. ヘッドの化粧板の下にエボニーの薄い板を挟んでいるんですよね. なんだろうと思ったらスロットの縁に黒いラインとして現れるんです. 上野写真で少し分かるかな.これがまたかっこいい. もう,こんなところにもこだわるなんて!! |
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バックです. グロスフィニッシュ綺麗です. |