チャールス・ミンガス Charles Mingus(1922〜1979)
1950〜60年代モダンジャズを代表するベーシスト。『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』(Candid)を筆頭とする一連のCandidアルバムは彼の代表作であり、同時にエリック・ドルフィーの最盛期を記録する貴重な録音でもある。意外と知られていないが、ジョン・カサベテスの傑作映画『アメリカの影』で作曲と演奏を担当している。
ジョン・コルトレーン John Coltrane(1926〜1967)
モダン・テナーの巨人。マイルスやモンクのコンボを経て独立、Impulseレーベルに多数の名盤あり。ドルフィーとは無二の親友で、互いに即興演奏について腹を割って話し合える唯一の友だった。つきるところ、ジャズサックスはこの2人によって頂点を極められたといってよい。1961年から翌年にかけ、ドルフィーを含むコンボで欧州ツアーを敢行。
ブッカー・リトル Booker Little(1938〜1961)
わずか24歳の若さで他界した天才トランペッター。1961年の夏、ドルフィーは彼を自己のグループに招き、恒久コンボとして活動する予定だったが、惜しくも秋に死去したため夢は実現しなかった。Prestigeレーベルに残されたファイブスポットのライブ演奏は、2人の天才の邂逅が生んだ白熱の記録であり、モダンジャズ史上に燦然と輝く遺産。
オーネット・コールマン Ornette Coleman(1930〜)
チャーリー・パーカーをドルフィーとは別の形で発展・継承したアルトの巨人。個人的な趣味からいえば、Atlanticに残されたカルテット演奏が抜群にかっこいい。アルバム『フリー・ジャズ』では、ドルフィーのカルテットを加えたダブル・カルテットで前代未聞のフリー・ジャズを展開した。ギターのパット・メセニーは彼の影響を深く受けている。
テッド・カーソン Ted Curson(1935〜)
1960年にミンガスのコンボでドルフィーと共演したトランペッター。今ではなかなか手に入らないが、1962年の『ザ・カナディアン・コンサート』(Can-Am)はすばらしい出来。ドルフィー死去の後、Fontanaに『ドルフィーに捧ぐ涙』という追悼アルバムを残している。現在でもニューヨークを拠点に現役でプレイしているはずだ。
マル・ウォルドロン Mal Waldron(1926〜)
名盤『レフト・アローン』(Bethlehem)で知られるピアニスト。来日多数。1950年代半ばにはミンガス・グループに加わり、1957〜59年には晩年のビリー・ホリデイの伴奏をつとめた。ドルフィーとは1961年に『ザ・クエスト』(New Jazz)などで共演し、同年夏のファイブスポットのライブでも熱いプレイを披露した。
オリバー・ネルソン Oliver Nelson(1932〜1975)
アルトとテナーを中心とするサックス奏者。ジャズのメディアではあまり名前が上がらないが、音色といい、テクニックといい、文句なく一流の腕。ドルフィーとは何度か共演している。1961年の共演アルバム『ストレート・アヘッド』(New Jazz)では神業に近いプレイを展開するものの、ドルフィーの超絶テクにはかなわなかった。
チコ・ハミルトン Chico Hamilton(1921〜)
ドラマー。1940年代にはカウント・ベイシー楽団に参加したこともある。1950年代に入って自己のコンボを結成し、58年にドルフィーを加えたクインテットでアルバムを発表、映画『真夏の夜のジャズ』にも演奏が残されている。その当時まだリーダーではなかったドルフィーだが、すでに際だった個性を発揮していたことが録音からわかる。

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