戻る

2億円の寄付

豪雨見舞に2億円の宝くじ当たり券 匿名で福井知事に
http://www.asahi.com/national/update/0724/026.html

集中豪雨で大きな被害を受けた福井県の被災者への見舞金として、2億円のドリームジャンボ宝くじの1等当たり券1枚が匿名で郵送されてきたと、西川一誠知事が24日、記者会見して明らかにした。
***********************

先日、こんなニュースをやっていた。

世の中、すごい人がいるもんだ。
もし自分だったら・・・。

世の中一般の反応としてはそんなところであろう。 無論、私もそう思う。その一般的な意見に異論はない。
・・・が、せっかくのネタだ。 それで終わらせてしまうには惜しい。
私は自分の想像力の限界に挑戦してみようと思う。

「彼、または彼女は、どのような考えで、 このような高額な寄付を行ったのであろうか。」

さて、今回の話題の特色は、いくつかある。
�@普通では考えられぬ大金であること
�A現金ではなく宝籤であること
�B匿名であったこと

これらの理由を満たす裏事情とは・・。

�T.
まず考えられるのが、本当に良い人だった、ということである。
本当に良い人で、自分の幸運を被災者の人たちのために使おうと したのである。
終わり。

さて、次に考えられるのは・・・
�U.
嫁姑問題、などどうであろうか。

気まぐれに買った宝くじが当たった。
だが、自分はもう、余命幾ばくもない。
これを自分のために使い切るなんて、不可能だ。
使いきれなかった分は、どうなるか。
無論、あの鬼嫁の手に渡るのだ!!
そんなことになるくらいなら、知らない人に寄付したほうがマシだ。
丁度、災害があった。ここに送ろう。

あるいはもっと切実な理由かもしれない。
宝くじに当選したことが同居している嫁にばれると、 じわじわじわじわと死に追いやられる恐れがある。 塩辛いものばかり食べさせられて、夜中に部屋の外で 掃除機かけられて、湯の温度は43度・・。
殺される!!
そうならないためには、この当たりくじを始末する必要がある。
黙って捨てるよりは、人のためになったほうが良いだろう。

ただし、この�U嫁姑問題案は、あり得なくはないものの、多少無理がある。 嫁に嫌がらせをしたいなら、匿名よりも寧ろ実名のほうが効果があるし、 それになにより、2億円あったら、高級老人ホームにでも入ったほうが マシというものである。

�V.
実はカラーコピーである。

被災者の人たちは、本当に可哀想だと思う。
だが、自分に寄付をしてあげられる程の金も度胸もない。
先日のドリームジャンボ、自分は外れてしまったが、 当選者はいたのだろうか。 もしかして、気付かないまま引き出しの奥に眠っているのではないだろうか。
よし、ここは、お得意の偽造で・・・。
無論、その後警察は、その当り籤が偽物であることを見破った。
実は福井県知事自身も見破っていたかもしれない。
しかし、時既に遅し。報道発表は終わり、全国に放送されてしまった 後だった。

この案はなかなか良いところを行っていると思うのだが、今回の場合は どうも違うらしい。何故なら、同封されていた手紙が直筆であったらしいのである。 もしそうでなければ、一歩進んで、偽造宝くじを送ったのも福井県知事 自身だった、なんてことも考えられて面白かったのにな。


ところで、腹黒い予想ばかりしているのは、決して私自身が腹黒いからではなく、 ただ単に面白い空想が好きなだけである。


�W.
実は殺人を犯して逃亡中の犯罪者である。

宝くじ、というのがミソである。
宝くじは、現金ではないのだ。高額当選金を換金するには、銀行に行く必要がある。
彼/彼女は現在逃走中である。
うかうかと換金しに行くのは捕まりに行くようなものだ。
つまり、この2億円の当たりくじは、自分にとって紙切れ同然。
・・・ここで、被災地に寄付しておけば、もし万が一捕まったときに、 多少は刑が軽くなるのではないだろうか。

まぁこの案は駄目だ。
思考の流れが不自然だし、手紙も直筆だったし。

�X.
実は政府が行った。

福井県には陰の実力者がいる。
今回も、政府に補助金を要求した。が、政府が表立って補助金を出すと、 他の県との兼ね合いもあり、問題がある。
そこで、匿名の寄付という形をとったのである。
では何故、宝くじという形態をとったのか。
まず第一に、宣伝効果だ。
丁度、サマージャンボの時期。
宣伝効果としては抜群だ。私も・・しまった、買い忘れたまま終わってしまった。
第二に、一等が存在することをさりげなく主張する陰謀だ。
本当は一等など存在しない(実は売り場の人が何百組かに一組を抜き取り、 その抜きとった中から一等を出す仕組みになっている!!)のだが、 今回の寄付で、それとなく疑惑を否定したのである。

これは・・・・結構、良い線いっているような気がする。


なお、改めて言うほどのことではないが、 えげつない話ばかり出てくるのは、決して私自身がえげつないからではなく、 ただ単に面白い空想が好きなだけである。


まぁ今回の2億円に関しては、こんなところか。
いろいろ考えてみたが、どんな理由があるにせよ、2億円なんて大金、寄付するなんて事は並みの人間じゃ出来ない。間違いなく素晴らしいことである。
被災地の人々も喜んだことであろう。

ところで、この2億円の使い道だが。
被災者に見舞金として2万円ずつ配られることになったらしい。
塵も積もれば山となる、という慣用句があるが、 山も崩れれば塵となってしまうのか・・・と、多少寂しい気になった。
何というか、随分と夢のない話ではないか。
小さい頃の私の空想のほうがよほど夢があった。

「日本全国の人が1円ずつ落とすとして、それを全部拾ったら1億2千万円だ!!」

戻る